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「MACD × 水平線」のスキャルピングFXで儲ける手法
投稿日 2019年12月28日 09:17:11 (スキャルピングFX大辞典)
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・MACDだけの<買われすぎ売られすぎ>判断に不安がある方
・水平線をブレイクした時のトレンドの強さを把握したい方
本記事のテーマ
「MACD × 水平線」のスキャルピングFXで儲ける手法
<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届けします>
今回は有名なインジケーターであるMACDを使ったスキャルピング手法について紹介します。
MACDは利用者が比較的多く、多数派が有利であるFXではかなり頼もしいと言えるので是非参考にしてみて下さい。大変シンプルな方法なのでまだ手法が定まっていないFX初心者の方でも扱えるでしょう。
なお、私自身がスキャルのエントリーポイントを探す際にMACDを注意深くチェックするということはありませんが、目立った抵抗線や支持線での攻防がある場合にはこの「MACD&水平線」の組み合わせを自然と意識しています。
MACDとは
MACD自体はシンプルなインジケータ
MACDは相場の買われ過ぎと売られ過ぎを判断してくれるオシレータータイプのインジケーターです。このため買われ過ぎていれば売りのチャンス、売られ過ぎていれば買いのチャンスとなります。
MACDの使い方を簡単に説明すると山が中央より上向きになった瞬間に買い、山が中央より下向きになったら売りです。
・MACDが下から上へ中央線(ゼロライン)を上抜けすれば買いシグナル
・MACDが上から下へ中央線(ゼロライン)を下抜けすれば売りシグナル
なお、シグナルライン(上の画像のMACDの赤い線)を使ったトレード方法があり、そちらの方が一般的のようですが私はスキャルでは使わないので今回はスキップしています。
一般的なMACDについてより詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
MACDだけでスキャルピングはできるか?
MACDは優れたインジケーターであることは間違いありません。しかし、結論から言うとMACDだけを使ってのスキャルピングで利益を残すのは少し難しいと思います。
どの通貨ペア・時間足でも良いのでチャートにMACDを設定してみると、MACDのサイン通りに勝てる場面は限られているのがわかります。
当然ながらFXの世界はインジケーターをそのまま使うだけで勝てるような甘い世界ではありません。レートを動かすのは巨大な資金を持つ機関投資家同士による駆け引きです。そこで、彼らの駆け引きの場となるところで勝負しなければなりません。
なお、MACDはよく逆張りのサインを出しますが、多くはほぼランダムに動くレートの流れの中で偶然出たものであり、そこでエントリーしても結果に繋がらないことが多くあります。これらの誤ったシグナルに惑わされていると機関投資家の「養分」となって彼らの利益に貢献するだけになってしまうので注意しましょう。
では、MACDのシグナルの中で「信ぴょう性の高いシグナル」を見分けるには一体どうすれば良いのか?をご説明します。
インジケータより重要な「水平線」
水平線(抵抗線)のブレイクに注目
不確実性の高いMACD単体では相場を読み解く材料として不十分なので、私は水平線と合わせて利用します。
水平線はあらゆるトレーダーが意識しており、当然ながらレートを動かす機関投資家も意識する情報です。水平線は「抵抗線」や「支持線」とも呼ばれるように、その価格ラインが抵抗となり超えにくい障壁となりますが、注目度の高い価格ラインほどそれを超えた時にはレートが大きく伸びていきます。

ブレイクしづらかった水平線と同様に、難なく突破した場合も超えた後はレートが伸びやすい!
以上のように、「水平線のブレイク」は市場心理が強気に変わるタイミングであるため、水平線のブレイクと同時にMACDが反応したのであれば、それは信頼できるMACDのシグナルと考えることができます。
水平線のブレイクが強い理由
水平線は市場参加者の多くが意識しているため、必然的にここには多くの注文がたまっています。
例えば、以下のチャートの場合の水平線のレート反発したということは、皆がこの通貨ペアがこれ以上高くなるとは思えないと考えているからです。
これ以上高くならないのであれば、買っている人は売るようになって反発が起こります。いざ超えてしまった場合は先に挙げたように超えた方向に大きく伸びるブレイクアウトという現象が発生しやすいです。
例えば、上昇する勢いが水平線で止められているということはそこで売った人がおり、その近くには損切りが置いてあります。売った人の損切りは切られると上昇の勢いとなるのでレートが大きく伸びるのです。
このように水平線のブレイクは勢いがありMACDとの相性も良いため、水平線付近でMACDが反応した時は絶好のエントリーポイントとなります。
MACDと水平線を使ったトレード例
ブレイク後のMACDの反応をチェック
MACDと水平線を使ったスキャルピングは大変シンプルです。まずはじめに過去に多く反発しているレートに水平線を引きましょう。
なお、急激にローソク足が伸びた起点でも構いません。例えば、急激にローソク足が上昇していたのであればそこで買った人の損切りは起点の付近にあるはずなので有効です。ただし、やはり水平線の主流は「過去に多く反発している価格」なので、私は「ローソク足が伸びたポイント」はサブの水平線として使っています。

初心者の方はまず「正しく水平線を引く」ことから始めましょう
いずれにしても、水平線が引けた場合はその付近がエントリー候補です。次にMACDを表示させて下さい。水平線の付近でMACDの山の上下が変わっていた場合そこがエントリーポイントとなります。
なお、私の場合は、MACDの設定値は<期間5>として、利益確定は15pips程度、損切りは7〜8pips程度としています。
ただ、画像の英ポンド米ドルのような非常にボラティリティが大きい通貨ペアであれば利益確定、損切り共に広げて構わないと思います。
実際、画像のトレード例の場合は15pipsで切り上げるにはもったいないほどに落ちています。
「MACD&水平線トレード」の注意点
水平線のブレイク時はスプレッドが開きやすい
この手法の弱点はスプレッドの開きに弱いことです。水平線を勢いよくブレイクするとFX業者によってはリスクヘッジのためにスプレッドを広げてくることがあります。
レートが大きく伸びれば利幅は抜けますが、スキャルでのスプレッドコストは最小限に抑えたい部分です。
なお、特にスプレッドが開きやすいタイミングとしては、アメリカの雇用統計をはじめとした経済指標の発表時です。発表直後の開きは仕方がないとして、意識されていた水平線が発表から数十秒後にブレイクする場面などは一度落ち着いたスプレッドが再度大きく開くこともあります。
この時は大勢のトレーダーが参戦するのでサーバーが不安定になりやすく、スプレッドが開くだけでなくスリッページも発生する可能性もあります。
ゆえに、この「MACD&水平線トレード」でスキャルピングをする際には素早い判断が求められます。最適なエントリーポイントだと思ってもスプレッドが広がったことで、エントリーの価値がなくなったり、思ったような値幅が取れない場合もあります。
ただし、水平線を勢いよく抜けた場合はその後も一方的な強いトレンドになることも多いので、多少のスプレッドコストは気にせずに取りにいくという判断も多々あります。この辺りは失敗と成功を繰り返しながら、徐々にスキャルパーとしての判断力を高めていく部分だと思います。
水平線にはダマシが存在する
また、「MACD&水平線トレード」では場合によっては損失が広がりやすい傾向にもあるので、素早く損切りを行う判断も大切です。
水平線をしっかりとブレイクし、MACDの山の転換も確認したとしても「値を戻すダマシ」は起こりえます。個人投資家が「絶好のエントリーポイントだ!」と考えてポジションを持った段階で機関投資家が巨額の資金で逆ポジションを取り利益を狙うストップ狩りがあり得るからです。

市場の注目度が高い場面ほど機関投資家は利益を狙いやすい
そうなると水平線はブレイクし切れずに、個人投資家が慌てて損切りをすることでさらに勢いを増して値を戻してしまうので注意が必要です。
なお、ダマシが起きる場面や対応方法に関しては下記の記事をご参照ください。
以上のように素直にブレイクした場合は、エントリーや利益確定の判断が多少遅れても影響は少ないかもしれませんが、損切りの判断が遅れてしまうと悲惨なことになりかねないことを覚えておきましょう。
まとめ
今回はMACDを使ったスキャルピング手法について解説しました。MACDは買われ過ぎと売られ過ぎを教えてくれるインジケーターで大変便利ではあるのですが、RSIと同様に単体では上手く使えません。
そこで、水平線と合わせて手堅く利用する方法が良いと思います。水平線はレートを動かしている機関投資家も注目しており、多くの注文が入ることからも、この場面で同時にMACDのサインが反応したら信頼性が高いと考えます。
Source: スキャルピングFX大辞典
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